みなさん、こんにちは。管理人のよめせんです。
いまや誰もが外に出かけるとき靴を身に着けると思います。そんな身近な靴について
『はたして手で作れるのか?』
この問いに答えられる人は少ないかもしれませんね。
本日はそんなお話。
靴は手で作れるのか?
結論から言うと、作れます!!! ただしジャンルは 革靴 がメインになります。
『なんだ、革靴って仕事でしか履けないじゃん』と思った方、もう少しお付き合いください。
革靴=仕事着でダサい と、いう考えはとてももったいないです。
靴のそもそもの成り立ちや機能を鑑みると革ほど最適なものはなく、革靴は本来とても快適な履物なのです。
なぜ巷の革靴の評判が悪いのかはまた別の機会にお話しするとして、革靴だからこそ手で作る意味があるというものです。
なぜ革靴を手で作るのか?
以前の投稿でも少し触れた通り革靴を作る工程はとても多くて大変ですが、その分長く快適に履ける仕組みがふんだんに盛り込まれています。
靴でこんな事ありませんか?
- 自分の足のサイズに合った靴が見つからない
- 長時間履くと足が不快になる
- 気に入った靴だけどいつも履きつぶしてしまう
自分の足のサイズに合った靴が見つからない

みなさん、顔は一人ひとり違いますよね? では足はどうでしょうか?
なかなか人と比べる事が少ない足ですが、やはり顔と一緒で一人ひとり形も大きさも違います。
そんな個性豊かな足と靴の履き心地がフィットするというのは稀な事で、履き心地の良い靴との出会いは幸せな事だといえます。
靴が足に合わないと痛みを伴うトラブルを招きますよね。
なので私は、靴は洋服と違ってよりパーソナルなもので個人個人に合わせるものだと思っています。
そうすると既にある靴よりも、個人の足を元にして靴があるべきだと思いませんか?
自分で靴が作れると靴に足を合わせるのではなく、靴を足に合わせる事が出来るようになります。
長時間履くと足が不快になる
人生の3分の1を過ごす『ベッド選び』で人生は変わる …と、いうベッドの売り文句がありますが、残りの3分の2を改善するなら靴にこだわるべきだと私は思います。
今はご時世柄すこし外出の機会が減ってしまったかもしれませんが、外出時には靴を履くというのはもはや当たり前の事ですよね。
先程は足と靴の関係についてお話をしましたが、それも含めて革という素材は長時間の靴の使用を快適にするこの上ないものだと私は思います。
靴で不快に感じる事の代表に『蒸れ』があると思います。
革靴は蒸れるから...と思っていませんか?
本来の、キチンとした革で作られた革靴は湿気を吸収してくれます。
人工的な革の様な物を使った靴はまだまだその点では革に劣ります。
その他にも複数素材の組み合わせで足をサポートしたり、長く履くほど足なじみが出る等のメリットも革靴にはあります。
手で作る革靴は一日の中でも、人生を通しても長く履く事を考えて作ります。
気に入った靴だけどいつも履きつぶしてしまう
靴のお気に入りポイントは人それぞれですが、お気に入りはついつい履いてしまいませんか?
なので気に入った靴=良く履く靴だとも言い換えられます。

当たり前ですが物は何でも使えば汚れたり、壊れたりしますよね?
靴も同じで特に底面は絶えず地面からの摩耗があります。
誰でもお気に入りの靴を履きつぶして泣く泣く捨ててしまうという経験があると思います。
ですが、靴が自分で作れるという事は。。。そう!靴が直せるんですね!
特に手で作る革靴は長い歴史が育んだ修理前提の作り方をしているのでとても合理的で機能的!
お気に入りは手入れして長く使う。
現代人が忘れかけた大切なことを革靴は教えてくれると私は思うのです。
最後に
いかがだったでしょうか?まだまだお話足りない位に革靴には多くの魅力があります。
なんだか革靴を作って、履いてみたくなりませんか?
このサイトを通して、少しでも靴作りに興味を持っていただけたら幸いです。
製靴のいろはでは、これから靴作りを始めたい人、始めたけどつまづいてしまった人、もっと靴作りを深めたい人、色んな『靴を作る人』の参加をお待ちしております。
一緒に靴作りを楽しみましょう!!